【機材紹介】Tom Anderson Drop Top Classic

現在所有しているギター、Tom Anderson Drop Top Classicについて詳しく紹介します。
主なスペック
スペックシートに書いてある順に特徴などを紹介!
Tom Anderson Drop Top Classic
Cajun Red with Binding 2001年製

トムアンダーソンのドロップトップというモデルで、赤色の2001年製。
20年以上前のギターになるので、ヴィンテージ気味?
現在はA-Wedgeという高度な精度が求められる2点止めネックジョイントですが、こちらはまだ4点止めの時代のものです!
Quilted Maple Top on Basswood

キルテッドメイプルの見た目は美しいですね。
ゆらめく炎のような情熱的な見た目でございます。
ボディ材のバスウッドは他にもSuhrなど、コンポーネント系ではよく使われますね。
柔らかい木材で、癖のない音なのが良いところ!
ネジ穴とかは気をつけないとナメやすいのが怖いところ!
Hard Rock Maple, Rosewood Fretboard

私、指板はローズウッド派。
しっとり弾きやすいのと、見た目が引き締まる気がします。
ネックは細身ながら薄すぎず、とても弾きやすい。完璧。
Matching Headstock, Satin Back

こだわりは無かったけど、マッチングヘッドなのはワンポイント。
ロゴの主張が激しいタイプだけど、James Tylerよりは控えめだと思う。
でも、このロゴのお陰でTom Andersonを知ることができた。
ちゃんと役立っているっぽい。
1 5/8 in nut Medium frets
ナット幅は少し狭め?手が小さい人でも弾きやすい。
手が大きい人にはちょっと窮屈に感じることもあるかも。
Buzz Feiten Tuning System

バズフェイトンチューニング搭載。
詳しくは割愛しますが、ギターでコードを弾くと各弦ごとに微妙に音程がズレて濁った音になるのを、より正確な音程に近づけて綺麗に鳴らせるようにしたシステム。
コードを鳴らした時に構成音が綺麗に整列する感じで、音の揺らぎが無くなります!
コードの各弦の音、全てまとまって1つの音として出てくる感じです。
そのお陰か、非常に整った綺麗なサウンドが特徴ですね。
ブルースやロックなどのイナたい音、泥臭い音の方向性とは真逆かも。
そこら辺はバズフェイトン未搭載のギターの方が雰囲気あるかも。
私の普段演奏するジャンルではバズフェイトンは重宝してますので、とても気に入っていますよ!
Chrome Vintage Tremolo

ブリッジは2点止めのシンクロタイプ。
フロイドローズは弦交換が面倒なので、シンクロが好き。
後述しますが、購入時よりナイフエッジ部分が欠けていたため交換しております。
このタイプはブリッジミュートの時に手を置きやすい。
Locking Tuners
ロックペグ、非常に便利。
もうこれ無しでは弦交換できない!
と思ってるけど、トムアン以外の所有ギターは残念ながら全て普通のペグ。
SD1R SD1 H2+ White Pearloid

フロント SD1R
センター SD1
リア H2+(現在 H3+)
ポールピースが大きいタイプ。
後述しますが、リアピックアップをH2+からH3+に交換してます。
何とも素晴らしい音のするピックアップ。
引っ込みすぎず、暴れすぎず。
SSHレイアウトで見た目スマート。
後述するSwitcherooのお陰で、様々なピックアップの組み合わせができます。
Switcheroo, Vintage Voicing

複雑に見えるけど、慣れたらすごく便利です。
3つ並んでいるミニスイッチはそれぞれフロント・センター・リアの各ピックアップに対応してます。
フロント側に倒すとコイルタップorパラレル、リア側に倒すとシリーズ、真ん中はピックアップOFFになります。
(コイルタップとパラレルはボディ裏側に隠されたスイッチで、あらかじめどちらかを選択しておきます。)
このスイッチの組み合わせで、5Wayのセレクター以上に色々な音を出すことができます。
もう1つ、ボリュームの上の方にあるスイッチは、オンにすると一発でリアハムになるブロワースイッチです。
ブロワースイッチがオフの時に、3つのミニスイッチの設定になります。
文章にすると難しく感じますが、一回使ってみるとシンプルで結構便利ですよ!
.010-.046 Elixir strings
エリクサー.010-.046で出荷時に調整しているようです。
が、中古で購入した時にはダダリオの弦が張られていました。
私は昔からエリクサー.010-.046を愛用しているので、購入してすぐにメンテナンスに出して、エリクサーで再度セッティングしていただきました。
Elixir NANOWEB 12052 .010-.046 は、ずっと愛用してます。
改造箇所
純正ブリッジ → GOTOH 510T-FE1

写真は純正ブリッジの時のもの。
購入時からブリッジのナイフエッジ部分が欠けていたため交換。
チョーキング等でブリッジが動くたびに、「ゴトッ」という音がしてチューニングが狂っていましたが改善しました。
見た目はトムアンのロゴが無くなったのと、アーム取り付け部が変わったくらいです。
リアピックアップ H2+ → H3+

H2+の調子が悪くなってきたので、寺前甲さんと同じH3+に交換。
ついでにノイズ対策等も施工していただいています。
H2+は万能な優等生だったのが、H3+はよりハイパワーになりワイルドになってます。
私は元々激しめな曲を演奏することが多いので、バッチリハマりました!
ストリングリテーナー

写真は変更前のカモメ型。
リペアショップの勧めで、純正のカモメ型からバレル型に変更しています。
ブリッジと同時に交換しました、ブリッジと同じGOTOH製かな?
ステンレスフレット交換 Jescar #55090

約10年近く弾いてきたことで、純正のフレットが消耗して限界になったため交換。
耐久性高い上にキレイを維持しやすいし、ステンレス最高。
ストラップピン
昔からSchallerのロックピンを愛用しているので変更。
ボディ下部の2つあるエンドピンは下側(ジャック側)をいつも使用してます。
購入経緯
2000年代中頃(よく覚えていない)、寺前さんのギターを見て衝撃!
かっこいい!欲しいー!
昔、SCHECTERの赤いSD(欲を言えばEX)が欲しかった時代がありまして、中々に近い見た目に思わず憧れが再燃。
でもよく見ると色々と違う。SCHECTERでもない。こんなギターあったのね!
当時は情報少なかったもので、DemetoriブログからTom Andersonと断定!
更に調べると、値段が高い!というか、そもそもの流通量が少ない!
シンクロで、ローズウッド指板で、赤のキルトトップでHSHまたはSSHのトムアンが良いなと思ってたのですが、希望のものはなく…。
しばらく憧れの夢として寝かせることにして、お金を貯めながら赤いTom Andersonが出てくるのを待つことにしました。(すでに買う気満々)
毎日デジマートに訪れながら、待つこと1年弱…。
遂に希望スペックのトムアン参戦、中古で288000円(税込)!
準備はしていたとはいえ、いざその時になると「若輩者が、プロでもない素人が買っても良いものか」と少し悩みました。
しかし、ここで出会ったのも何かの縁!ということで勢いで購入に踏み切りました!
あの時勇気を出して本当に良かったと思っています。
今では物価高騰もあり、同じ値段ではまず買えないと思います。
そして何といっても今もずっとメインギターの座に君臨し続けています!
一生涯大事にしていくことでしょう!